「着るスキンケア」とは?塗らずにうるおうファブリックコスメの仕組みと選び方

「着るスキンケア」という言葉を目にする機会が増えています。スキンケアといえばクリームや美容液を「塗る」ものでしたが、衣類そのものが肌にうるおいを与えるという新しいアプローチです。この記事では、着るスキンケア(ファブリックコスメ)の定義、うるおう仕組み、選び方をわかりやすく解説します。

「着るスキンケア」とは何か

着るスキンケアとは、美容成分を含んだ繊維でつくられた衣類を着用することで、肌にうるおいを与えるケア方法のことです。繊維に美容成分を組み込んだ素材は「ファブリックコスメ」「コスメティックテキスタイル」とも呼ばれ、ヨーロッパを中心に研究が進んできた分野です。

日本では、こうした製品のうち一定の要件を満たすものが化粧品としての届出を行ったうえで販売されており、「肌にうるおいを与える」といった訴求が認められています。衣類でありながら、制度上はスキンケア用品の一種として扱われる点が特徴です。

なぜ着るだけでうるおうのか:2つの方式

美容成分を衣類に持たせる方法には、大きく分けて2つの方式があります。

① 生地の表面に塗布するタイプ(後加工方式)

完成した生地に美容成分をコーティングする方式です。製造が比較的容易な一方、成分が生地の表面に付着しているため、洗濯を繰り返すと成分が流れ落ちやすいという特徴があります。

② 繊維の内部に閉じ込めるタイプ(練り込み方式)

繊維を製造する段階で、美容成分を繊維の内部に組み込む方式です。成分が繊維そのものに封入されているため、洗濯による脱落が起きにくく、効果が長く持続するのが特徴です。着用中は、体温や肌とのやさしい摩擦によって、成分が少しずつ肌の角質層へ移行します。

比較:塗るスキンケアと着るスキンケア

塗るスキンケア(クリーム等) 着るスキンケア
ケアのタイミング 塗布した時 着ている間ずっと
手間 毎回塗る必要がある 着るだけ
ケア範囲 塗った部分のみ 生地が触れる全身
持続性 塗り直しが必要 素材により洗濯後も持続
位置づけ スキンケアの基本 基本のケアを補う新しい選択肢

着るスキンケアは塗るケアの代替ではなく、「ケアが行き届きにくい時間(睡眠中など)や部位を補う手段」と考えるのが正確です。ボディクリームなどと併用することで、うるおいを保ちやすくなります。

着るスキンケア製品の選び方:3つのチェックポイント

1. 成分の組み込み方式を確認する

「表面塗布タイプ」か「繊維内部への練り込みタイプ」かで、洗濯後の持続性が大きく変わります。製品ページに洗濯試験のデータがあるかを確認しましょう。

2. 化粧品としての届出の有無を確認する

「うるおいを与える」といった訴求は、化粧品としての届出を行った製品にのみ認められています。届出の記載がある製品は、制度上の裏付けをもって訴求している製品だと判断できます。

3. 試験データの有無を確認する

第三者機関による水分量測定や洗濯後の成分残存試験など、客観的なデータを公開しているかも判断材料になります。

着るスキンケアの例:mizulyの場合

当ブランドのナイトウェア「mizuly(ミズリー)」は、練り込み方式の一例です。ビタミンEを安定性の高い酢酸トコフェロールの形にして繊維内部に封入した特殊繊維を使用し、化粧品としての届出を行っています。第三者機関の試験では、8時間の着用で肌の水分量が約4倍に上がる測定結果や、60℃・100回の洗濯後も8割以上の美容成分が残存する結果が得られています。

詳しくは mizuly 長袖セット / mizuly 半袖セット をご覧ください。

まとめ

着るスキンケアとは、美容成分を組み込んだ繊維の衣類によって、着ている時間をそのままうるおいケアの時間に変えるアプローチです。選ぶ際は「成分の組み込み方式」「化粧品届出の有無」「試験データ」の3点を確認することで、持続性と信頼性のある製品を見分けられます。

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